有害な闇に追われた人類は最小限の中核都市にシールドを張り、人々の営みは人工の太陽と月で補われている。

この世界に残る都市は、七つ。

都市紹介

都市の夜に滑り込む異形のものたち。人を呑み込み、何処かへ連れ去るという。

すでにかなりの人数が被害に遭っているが、かろうじて営みを保つこの時代では〝数ある不安要素のひとつ〟であり、半ば都市伝説化されている。

人を呑んだものと、獲物を物色して浮遊中の小さなものに分かれる。その他のパターンもいくつか存在するようだ。

影課

衰退した都市に滑りこむ影の脅威に対して、合同政府は対策、駆逐を目指し各都市の警察機関に特殊部門を設置。

異能者が揃うという実態の見えない部門はひそやかに【SD】(Shadow Division)と呼ばれた。